Ulasan Oyado Eitaro

１月最後の日曜日、朴ノ木平でスキーを楽しんだ後、家内と１泊お世話になりました。以前から一度訪れてみたかったお宿で、思いっきりスキーでお腹を空かせてから伺いました。場所はひらゆの森を過ぎて左側の道路を入ってすぐ。お土産屋さんの斜め向かいになります。玄関側から見ると３階建ての建物のようですが、中に入ると廊下がくねくねと曲がって続き、ちょっと複雑な構造です。泊ったのは別館の和室。客室は２階にあり、階段利用となります。別館は部屋に洗面とトイレが付き、本館客室は共同トイレのようです。お風呂は男女別の浴場各１カ所と、貸し切り風呂が２カ所。貸し切り１カ所と男風呂に入りましたが、風呂の大きさはどちらも同じ位で、内湯は３人、露天は２人が限度かと思います。貸し切りは入り口の札が使用可となっていればいつでも入れるので、空いていればこちらの方がくつろげるでしょう。ただし、硫黄を含んだ「家上の湯」は、男女の露天にしか引かれていないので、１度は入っておきたいものです。どの浴槽にも源泉が常に掛け流されています。さてこちらの自慢のお料理ですが、夕食を我々は標準コースの「栄太郎物語」でお願いしましたが、テッサのように盛付けられた馬刺しから始まり、焼き物、椀物、小鍋、揚げ物と続き、メインの飛騨牛の朴葉焼きあたりでもうお腹が苦しくなり、もったいないことに、牛釜飯は半分残してしまいました。このほかにも山菜のつき出し、キノコの土瓶蒸し、デザートまで付いてきますが、どれも手が込んでいて、流石は料理自慢と謳うだけの事は有ります。お酒がどんどん進む事、間違いなしです。朝食も山の物中心のミニコース料理。*かけご飯はお替り自由、揚げ出し豆腐は全て自家製との事でした。ニジマスの一夜干しが絶品です。館内に売店は有りませんが、比較的良心的な価格の自販機（アルコールも有り）が１階にあります。浴場入り口各所に美味しい水の無料サービスが有ります。建物が木造の為か、浴室や隣室の物音が結構聞こえてきますが、団体客が大勢で利用するタイプの宿ではないので、あまり気にはなりませんでした。家内が１つだけ、枕が高すぎて寝づらかったと言っていたので、低いものも部屋に備えていただけると尚良いと思います。源泉かけ流しのひらゆの２種の湯と、食べきれないほどの美味い料理がいただけてこの金額。まさに「満足させずには返さない」お宿です。お世話になりました。